
本尊阿弥陀仏、地蔵菩薩も安置され、浄土宗法然山地蔵院蓮台寺といい、寺部町隋応院末寺である。
むかし不動堂村に地蔵尊がまつられていたが永禄の頃(1558~)兵火にかかり、近辺の寺社とともに堂宇は焼失したが、天正7年(1579)薬師堂の高松院が再建され、薬師佛、観音菩薩とともに安置された。その地蔵菩薩を本尊として寛永2年(1625)に開創され、同10年(1633)に隋応院中興7世で当村山内重但の次男である然誉憶公を招き開山とし地蔵院法然寺といった。憶公はその後、弟子の超誉万的にゆずり尾張犬山(犬山市大字犬山字西古県262)恵念寺に入り慶安元年(1648)8月23日没した。これによって当村山内家一統は蓮台寺を墓所とする。聴誉還諦のとき延享3年(1746)4月に法然山蓮台寺と寺号公称が許され寺号開山となる。文政4年(1821)11月17日に鐘供養が行われた。明治5年(1872)4月に義校が寺内に開校された。24世慶全のとき明治36年(1903)4月に本堂玄関の修築屋根換が行われ、同41年(1908)4月に庫裡諸堂宇の改修屋根換が出来た。25世辨良のとき大正6年(1917)10月26日に鐘楼堂が新築された。
26世徳也のとき昭和17年(1942)3月31日に宗教団体法の認可を受け、同20年(1945)12月28日宗教法人令による設立登記をし、同29年(1954)2月27日「宗教法人蓮台寺」として設立認証され、同年9月15日に設立登記された。